日本語を学ぶ
【差替待機】ここは外国?草津温泉の…
お話を聞いてみましょう。
- 3分35秒
牧野さんは、海外旅行を何度かしたことがあるのですが、日本にいて外国みたいだと思ったことがありました。
牧野さんは、トルコに行ったときに、女の子から花束をプレゼントされました。
イスタンブールの街を歩いていたら、女の子が駆け寄ってきて花束を渡してきたのです。
日本で生まれ育った牧野さんは驚きましたが、プレゼントだと思って受け取りました。
すると、女の子に「3リラ!」「3リラね!」と言われました…。
リラはトルコのお金です。なんと、プレゼントではなかったのです!
他にも、インドのニューデリーを歩いているときに、少年たちが目の前でダンスを踊りはじめました。目の前で踊られるので、通り過ぎることもできずに最後まで見てしまいました。ダンス自体はすごかったのですが、なんとその後「10ルピー!」と言われてしまいました。
他には、フランスのパリを歩いているときに、女の子の集団がワッー!と走り寄ってきました。あっという間に4人くらいの女の子に囲まれてしまいました。そして女の子たちが一斉に喋りかけてきます。紙が挟まれたボードを突き出してきたので、なにかの署名活動かな?と思いました。しかし、ボードに署名して!と言っている間に、女の子がカバンのチャックを開けていることに気づきました。そう、スリだったのです。
このあとも同様な手口の女の子たちに囲まれることが何度か続きました。
「署名ガールズ」と呼んでいます。
海外のこれらのできごとには驚かされるばかりでした。
日本だと、向こうから押し寄せてきたり、アクションを起こされたりすることはほぼありません。
せいぜい「おいしよ~いかがですか?」くらいです。
しかし、牧野さんは、群馬県にある草津温泉街で、海外のような体験をしました。
草津温泉街を歩いているときに、突然おまんじゅう屋さんからあったかいおまんじゅうを手のひらに乗せられました。突然のことでびっくりしていると、おまんじゅう屋さんはさらにお茶まで差し出してきたのです!そして、「お店の中でゆっくりしていって~」と言われました。
さすがに、ここは日本なので、あとから「100円」などとお金を要求されることもなく、強制的に買わなければなないといったこともなく、「おまんじゅうの宣伝」ということでした。
それにしても、日本ではなく海外を彷彿とさせる体験でした。