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エマ・ワトソンさんのスピーチ③

はなしいてみましょう。

エマ・ワトソンさんのスピーチ③
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もし、男性が男性として認められるために男らしく攻撃的になる必要がなければ、女性も男性に従わならなければとはならないでしょう。もし男性がコントロールする必要がなれければ、女性もコントロールされることはなくなるでしょう。


 


男性と女性、どちらも弱くていい自由があります。


男性と女性、どちらも強くていい自由があります。


今こそ全員で、性別を対立的に考えるのではなく、つながっているものとして、広い視野で認識するのです。


 


私たちが私たちではないもので、お互いを定義するのを止め、ありのままの自分たちとして定義しはじめたら、みんながもっと自由になります。そしてこれが「HeForShe」のなのです。これは自由にあることなのです。


 


私は、男性にもこの鎖を取り外してほしいのです。


彼らの娘、姉妹、母親が偏見から解放されるだけでなく、彼らの息子も弱さがあっても許されるように。


彼らが手放した自分を取り戻し、より本物の自分でいられるようにです。


 


みなさんは、ハリー・ポッターの女の子が何を言っているんだ!と思うかもしれません。国連の舞台で何をしている!と。


それはとても的を射た疑問です。


私自身も同じ問いを投げかけています。


私がここにふさわしいかどうかはわかりません。


ただ、私は、この問題は重要だと思っています。


そして私は、この問題を改善したいと思っています。


 


これまで、この目で見てきたことを、与えられた機会で発言していくことが私の使命だと感じます。イギリスの政治家エドモンド・バークは「悪が勝つのに必要なものは、善良な男と善良な女が何もしないことだ」と言いました。


 


このスピーチをするにあたって不安や迷いが沸き起こったとき、自分自身にこの言葉を言い聞かせました。私がやらなければ、誰がやるのか。今やらなければ、いつやるのか。もしみなさんに機会が与えられて迷ったときは、この言葉が役に立つかもしれません。


 


現実的に、私たちが何もしなければ、今後何十年先、私が100歳になっても、女性が男性と同額の賃金をもらえないかもしれません。


世界の1550万人の女の子たちが、生まれて16年間の間に結婚します。


そして今のペースだと、アフリカの女の子たちが中等教育を受けられるようになるには2086年までかかります。


 


もし、あなたが平等を信じるなら、あなたも私が先ほど述べた「本当のフェミニスト」かもしれません。


 


もし、そうだったら、みなさんを称えます。


 


私たちは、お互いを分かち合える言葉を見つけられていません。


しかし嬉しいことに、私たちが一つになれる運動があります。


それを「HeForShe」と呼びます。


私はみなさんが前進できるように招きます。


彼女のための彼になることをすすめます。


そして自分自身に問いかけてみてください。


私がやらなければ、誰がやるのか。


今やらなければ、いつ?


 


ありがとうございました。