日本語を学ぶ
お正月(しょうがつ)
お話を聞いてみましょう。
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みなさんは、日本にいて「お正月」ということばをきいたことはありませんか?
お正月というのは、「新年(しんねん)」のことで、1月1日から1月7日くらいまでのことをいいます。
お正月は、会社もがっこうも、きほんてきには休みです。
お正月でもはたらいているのは、
・ホテル、ショッピングセンター、コンビニ、スーパー、せいびなどサービスぎょうにかかわる人
・でん車、バス、ひこうきのうんてんしゅやじょうむいん、ガイドさん
・神社やお寺ではたらく、神主さんやじゅうしょくさん、みこさん
・びょういんではたらく、おいしゃさん、かんごしさん、スタッフ、かいごしさん
・けいさつかん
などの方々です。
このような方々があってのお正月なのです。
さて、お正月と言えば、なにをおもいうかべますか?
お年玉、ね正月、はつもうで、おぞうに、おせち、ねんがじょう、ふくぶくろ、えきでん……などたくさんのイベントや楽しみがあります。
お年玉は、こどもが家族やしんせきから、お正月にもらえるお金のことです。
ね正月は、長い正月休みにどこにも出かけずゆっくりすごすことをいいます。
はつもうでは、年が明けてはじめてじんじゃやお寺にさんぱいにいくことです。
おぞうには、ついたおもちを汁などにいれたものです。
おせちは、新年にけんこうやしあわせをねがって食べる、大きいおべんとうのようなはこにはいったりょうりのことです。
ねんがじょうは、新年に出す手紙のようなものです。ハガキにかんしゃや、新しい1年のはじまりをいっしょにいわうような一言をかきます。ふだんれんらくを取らない人にもおくります。
ふくぶくろは、お店のしょうひんを、いくつかいれて売ることです。何が入っているのかはあけてみてからのお楽しみのばあいもあります。
えきでんは、1月1日から、えらばれた大学のせんしゅが、ちょうきょりをリレー形式で走ります。このようすを、まいとしテレビでみることができます。
さいきんは、正月あそびといえば、テレビゲームを家族やしんせきとすることがおおくなってきましたが、むかしは正月あそびといえば、「はごいた」「こま」「たこあげ」でした。
はごいたは、板のラケットでバドミントンのように羽をラリーします。羽をうちそこねたほうのかおに、墨(すみ)で落書きをしていきます。あそびが終わったころには、かおにいろんな落書きがなされておもしろいでしょう。
たこあげは、絵がかかれた紙やぬの、ビニールなどに糸がついていて、それを外でとばすあそびです。
こまは、おしょうがつにこまをまわして、「だれのこまが一番長く回りつづけるか」などをきそいます。男の子に人気のあそびです。こまは、むかしからのでんとうてきなあそびですが、げんだいばんのこまに「ベイブレード」というものがあります。ベイブレードはアニメやマンガにもなっています。「ゴーシュ―!」とかけ声をかけたとたんに、こまどうしのバトルがはじまります。ベイブレードはパーツを組みかえてオリジナルのこまにかいぞうすることができます。ものによっては、ジャンプをするものもあれば、回転がぎゃくに切りかわるものなどもあります。
お正月は、新しい年になったという、すがすがしい気持ちになります。