日本語を学ぶ

ほし

はなしいてみましょう。

ほし
  • 4分35秒
  • 0361109821

11がつ の はじめ、 わたし の おばあちゃん、 すえ子 が なくなりました。


そして、 わたし の むすめ、 みお は その日 3さい に なりました。


おばあちゃん すえ子 にとって、みお は、ひまご でした。


ひまご の みお が かわいくて しかたありません でした。


みお が うまれた日、 おばあちゃん は すぐに かけつけて くれました。


いっしょに ないて よろこんで くれました。


みおは、 ひいおばあちゃん である、 すえ子 の こと が だいすき で、 いっしょ に さんぽ したり、 おふろ に はいったり していました。


 


そんな すえ子 が、 うごかずに ずっと ねむっています。


 


3さい に なった ばかり の みお には、 ひいおばあちゃん が 「なくなった」 ということは わからない かも しれない、 と おもって いました。


 


わたし も、 おばあちゃん との おもいで は たくさん ありました。


はは も、ちち も、りょうほう はたらいて いた ので、 おばあちゃん の ごはん を たべて そだった し、 いっしょ に ねた こと も たくさん ありました。


おばあちゃん の おおきな からだ に、 せなか を くっつける と、 あんしん して ねむれました。


おばあちゃん と いっしょ に、 はたけ の くさむしり を したし、 いっしょ に はなびたいかい の はなび も みにいった。


いつも きいろ の エプロン を きて、 わらって いる おばあちゃん。


おばあちゃん は、 わたし の こと を とっても かわいがって くれました。


そんな おばあちゃん が、 なくなって しまった こと が、 しんじられません。


まだ、 いきている ような きがします。


 


おばあちゃん との おもいで を ふりかえって いたら、 なみだ が でてきました。


 


すると、 みお が、 こう いい ました。


「おかあさん、ほし。」


みお が ゆびさす ほう を みると、 ひときわ やさしく ひかっている ほし が ありました。


みお が つづけて、 「おかあさん、おばあちゃん が みているよ。」


と いいました。


 


おもわず、 わたし は みお を ぎゅっと だきしめました。


みおは、 おばあちゃん が ほし に なった と おもっている のでした。


 


みおは、


「おばあちゃん が あそこ から みている から、 わたし は いい子 に する。」


と いいました。


 


みおは、 こうして 3さい の 日 を むかえ ました。


きっと、 こんな みお を、 おばあちゃん すえ子 は ほこらしく おもっている でしょう。


そして、 あんしん して ほし に なれる こと でしょう。