日本語を学ぶ
あめ
お話を聞いてみましょう。
- 4分10秒
- 0361109817
問題1
『かさをわすれた』
きょう は、あさ から ずっと あめ が ふって います。
それも たくさん です。
わたし は、きょう、かさ を もたずに、アルバイト へ いきました。
アルバイト が おわっても、かさ が ない ので かえること が できません。
タクシー も おかね が かかります。
なやんで いると、てんちょう に こえ を かけられました。
「この かさ つかって いいよ」と いって くれました。
「てんちょう の かさ が なくなったら、てんちょう は どうやって かえるんですか?」と わたし は ききました。
すると、 てんちょう は 「おきゃくさん が かさ を わすれて、そのまま ずっと とりに こないもの が あるから、だいじょうぶ」と いいました。
おきゃくさん は、1ねん たっても、2ねん たっても、わすれた かさ を、とり に きませんでした。
てんちょう は、その かさ を つかう と いいました。
わたし は、「ありがとうございます」と てんちょう に いいました。
てんちょう から かりた かさ を もって そと に でました。
すると、なんと、あめ は やんでいました。
てんちょう と はなし を している うちに、あめ が やんだのでした。
Q.1
問題2
『あめ の ひ』
きょう の てんき は、 あめ です。
わたし は、あめ が きらい です。
かさ を さしても、ぬれて しまう から です。
あと、かさ は、ひと と すれちがう とき に、じゃま です。
あめ だと、でかけたくなくなります。
だけど、だいすき な 「ボブ・マーリー」が こう いいました。
「あめ を かんじられる にんげん も いるし、 ただ ぬれる だけ の ヤツら も いる」と。
わたし は、この ことば を きいて から、すこし だけ、あめ が きらい では なくなりました。
まだ、あめ が ふると「いやだなあ」と おもいます。
でも、あめ の おと を よく きく と、いいなあ と おもえるよう に なりました。
Q.1
問題3
『あふって じ かたまる』
「あめふって じ かたまる」。
これは、にほん の ことわざ です。
ことわざ は、「おしえ」の ような もの です。
「あめ ふって じ かたまる」の いみ は、
「トラブル や わるい こと が おこった あと は、よい じょうきょう に おちつく。」
という いみ です。
・はげしい けんか を して、なかなおり したら、まえ より も きずな が ふかまった
・さんざん しっぱい して、もう やめようか と おもったが、きどう に のってきた
など、「わるいこと が あっても、かいけつ すれば、よい けっか に なる」こと を いいます。
あめ を すき な ひと は あまり いません。
そんな あめ が ふった あと に、じばん が つよく なる ということ は、よくできたたとえ ですね。
Q.1