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新幹線のお話

音声おんせいいて、問題もんだいこたえてみましょう。

新幹線のお話
  • 3分30秒
  • 0361109801

新幹線(しんかんせん)のお話です。


 


みなさんは日本の新幹線(しんかんせん)を知って(しって)いますか。


時速(じそく)300キロぐらいのスピードで、日本全国(にほんぜんこく)を走り回っています。


新幹線が初めて走ったのは、1964年で、


東京(とうきょう)と大阪(おおさか)の間(あいだ)を走り(はしり)ました。


その時のいちばんまえの車両(しゃりょう)の顔(かお)は、かなり丸顔(まるがお)でした。


ところが、新しい(あたらしい)車両がつくられるにしたがって、


前(まえ)の車両(しゃりょう)の顔(かお)の部分(ぶぶん)は、


平(ひら)べったくなり、とがった形(かたち)に変化(へんか)しています。


その理由(りゆう)は何(なん)でしょうか。スピードをもっとあげるためでしょうか。


もちろん、それも理由(りゆう)の1つです。


でも、もっと大事な理由があるんです。


それは、走るときの騒音(そうおん)を小さくするためです。


日本の新幹線は住宅地(じゅうたくち)の近く(ちかく)を走ります。


そのため、いつも騒音が問題(もんだい)になっていました。


騒音のいちばんの原因(げんいん)は、スピードを出して走るために出る、


風(かぜ)を切る(きる)音(おと)です。


技術的(ぎじゅつてき)には


もっと速度(そくど)を早く(はやく)することが出来た(できた)のですが、


騒音の問題があったため、速度を上げることが出来なかったのです。


それを解決(かいけつ)したのが、


この先頭車両(せんとうしゃりょう)の前の部分(ぶぶん)の形(かたち)です。


平べったくなったり、鳥(とり)のくちばしのようにとがった形になりました。


これで、あまり騒音(そうおん)を出(だ)さずに、


速度を時速300キロ以上まで上げることが出来たのです。

Q.1

新幹線が日本で初めて走ったのは、どことどこの間でしたでしょうか。


   内容として正しいものを次のa.b.c.d.から1つ選んでください。


 


a.東京(とうきょう)と大阪(おおさか)の間


b.青森(あおもり)から北海道(ほっかいどう)


c.東京から名古屋(なごや)


d.仙台(せんだい)から大阪

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『a.東京と大阪の間』

Q.2

新幹線の前の車両の顔の部分はとがった形をしていますか


   次のa.b.c.d.から正しいものを1つ選んでください。


 


a.走っている最中にとりとぶつかるのを避けるため。


b.とがっていた方が格好良く、乗車数が増えるため。


c.効率よくスピードがでて燃料を節約できるため。


d.騒音をださずに、スピードを上げるため。

解答を見る

『d.騒音をださずに、スピードを上げるため。』