日本語を学ぶ
援助のお話
音声を聞いて、問題に答えてみましょう。
- 3分30秒
- 0361100199
援助(えんじょ)に関するお話です。
その年は集中豪雨(しゅうちゅうごうう)による被害(ひがい)がおおい年(とし)でした。
7月17日の夜(よる)から18日の朝(あさ)にかけて、
福井県北部(ふくいけんほくぶ)に非常(ひじょう)に激しい(はげしい)雨(あめ)がふりました。
それで洪水(こうずい)が起きて(おきて)、
たくさんの家(いえ)がこわれたり水(みず)につかったり、おおきな被害(ひがい)がでました。
それから1週間(しゅうかん)ほどたったある日(ひ)、
福井県(ふくいけん)の知事(ちじ)のところに速達郵便(そくたつゆうびん)がとどきました。
開けて(あけて)みると、宝くじ(たからくじ)の券(けん)1枚(まい)と手紙(てがみ)が入っていました。
手紙(てがみ)には、「わたしは運(うん)よく
2億円(おくえん)の宝くじ(たからくじ)に当たり(あたり)ました。
被害(ひがい)にあった方々(かたがた)に少しでもお役(おやく)に立てば(たてば)と思い、
この件をお送り(おおくり)します。」
と書いてありました。その手紙(てがみ)には名前(なまえ)も住所(じゅうしょ)もかいてありませんでした。
調べてみると、その宝くじの券は確かに2億円のあたり券に間違いありませんでした。
知事(ちじ)はさっそく記者会見(きしゃかいけん)を開いて、
「直接(ちょくせつ)お会いしてお礼を言うことは出来ませんが、
この2億円は被害(ひがい)にあった人たちのために、有効(ゆうこう)に使わせて頂きます」
と感謝(かんしゃ)の気持ち(きもち)を表(あらわ)しました。
Q.1
福井県北部(ふくいけんほくぶ)に激しい雨が降ったのはいつですか。正しいものを次のa.b.c.d.から1つ選んでください。
a.7月17日
b.7月18日
c.7月16日の夜から7月17日にかけて
d.7月17日の夜から7月18日にかけて
『d.7月17日の夜から7月18日にかけて』
Q.2
お話の内容として正しいものを次のa.b.c.d.から1つ選んでください。
a.福井県の知事が宝くじをあてた。
b.被害者(ひがいしゃ)のために2億円の宝くじを匿名(とくめい)で送ってきた人がいた。
c.福井県知事は、記者会見を開き、匿名の方と会うことが出来た。
d.福井県知事は2億円の宝くじを持ち主に返した。
『b.被害者のために2億円の宝くじを匿名で送ってきた人がいた。』