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河童のお話

音声おんせいいて、問題もんだいこたえてみましょう。

河童のお話
  • 4分0秒
  • 0361100197

河童(かっぱ)のおはなしです。


 


河童(かっぱ)は、川(かわ)や沼(ぬま)など、


水の中に住んでいるといわれる妖怪(ようかい)です。


おおきさは人間(にんげん)の子どもぐらいで、


からだの色は緑色(みどりいろ)をしています。


口はとがっていて、背中(せなか)には亀(かめ)とおなじような


硬い(かたい)甲羅(こうら)をつけています。


頭の上には、皿(さら)のようなものがついていて、


その皿には水が入っています。


この皿の水のおかげで、河童はつよいちからを出すことができます。


ですから、人間と河童が相撲をすると、どんなに強い人でも、


河童にかつことができません。


なんとか、河童に勝つ(かつ)方法(ほうほう)はないものか。


あるとき、頭のいいひとが、いい方法を考えました。


その人は、河童と相撲をする前に、ふかぶかとお辞儀(おじぎ)をしました。


そうしたら、河童もうっかりお辞儀をして、頭の皿の水がこぼれてしまいました。


すると、河童は急に力がなくなって、人間に負けて(まけて)しまったということです。


河童はいたずらが好きで、人間を困らせることもしました。


でも、親切にしてもらった人間には、魚を取って持っていったり、


薬の作り方を教えたりもしました。


このように、河童は人間の生活(せいかつ)に


深く(ふかく)結び(むすび)ついていた妖怪だったようです。

Q.1

河童の色は何色をしていますか。


正しいものを次のa.b.c.d.から1つ選んでください。


 


a赤色.


b.青色


c.緑色


d.黄色

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『c.緑色』

Q.2

河童の頭には何がついていますか。正しいものを次のa.b.c.d.から1つ選んでください。


a.硬い甲羅


b.緑色の髪の毛


c.水色の帽子


d.お皿

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『d.お皿』

Q.3

お話の内容として間違っているものを次のa.b.c.d.から1つ選んでください。


a.河童は相撲で人間に勝つことが出来なかった。


b.頭の良い人が河童と相撲をする前に、深々とお辞儀をした。


c.河童はお皿に水がはいっていると、強い力を出すことができます。


d.河童は親切にしてもらった人間には、魚を取って持っていったり、薬の作り方を教えたりもした。

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『a.河童は相撲で人間に勝つことが出来なかった。』