日本語を学ぶ
果物・遅刻のお話
音声を聞いて、問題に答えてみましょう。
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問題1
日本でとれる果物のお話です。
日本で最もたくさんとれる果物は何でしょうか。
生産量がいちばん多いのはみかんで、全体の約3分の1を占めています。2番目はりんごで、次に、なしが続きます。
それでは、今、日本でいちばん食べられている果物はなんでしょうか。実は、それは日本ではほとんどとれないバナナなのです。
バナナの輸入は1903年に始まりました。そのころ、日本人が最もたくさん食べていた果物は、みかんとりんごでした。しかし、だんだんみかんやりんごを食べる量が減り、反対にバナナの輸入が増えて、ついに、2004年には、バナナがいちばん多く食べられるようになりました。1年間に1人が食べるバナナの量は5.7キロにもなります。
手で簡単にむけてすぐ食べられること、ちょっとおなかがすいたときにも便利で、健康にいいことがバナナの人気の理由のようです。
Q.1
次の質問の答えとして正しいものをa.b.cから1つ選んでください。
日本で最もたくさん取れる果物は何ですか。
a.みかん b.りんご c.バナナ
『a.みかん』
Q.2
今、日本でいちばん多く食べられている果物は何ですか。
a.みかん b.りんご c.バナナ
『c.バナナ』
問題2
日本人500人に次のような質問をしてみました。
まず、「あなたは友達との待ち合わせで、何分ぐらいまでなら待ちますか」という質問です。
この質問に対していちばん多かった答えは30分までなら待つというものでした。
次に、「友達を何分ぐらいまでなら待たせても大丈夫だと思いますか」と聞きました。これに対して多かったのは15分という答えでした。つまり、待つ時間の方が待たせる時間より15分長いということです。これは自分に厳しく、時間を守ろうとする日本人の考え方の現れ方だと思われます。
では、恋人の場合はどうでしょうか。恋人の場合は40分までなら待つそうです。これに対して、恋人を待たせるのは25分までだと考えている人たちが、最も多いことがわかりました。
また「遅刻をしないように、どんなことをしていますか」という質問に対しては、5人に1人が「時計を少し進めている」と答えました。
Q.1
次のa.b.c.dのうち、正しいものを1つ選んでください。
a.友達が遅れた場合、20分まで待つ人が多い。
b.自分が相手を待つ時間のほうが、相手を待たせる時間より長いです。
c.遅刻しないように、時計を遅らせる人が多い。
d.4人に1人は恋人の遅刻は1分も待たない。
『b.自分が相手を待つ時間のほうが、相手を待たせる時間より長い。』