日本語を学ぶ
海の中にあるポスト・すずめのお話
音声を聞いて、問題に答えてみましょう。
- 5分0秒
- 0361100184
問題1
海の中にあるポストのお話です。
このポストは和歌山県すさみ町の、深さ10メートルの海の底にあります。
すさみ町の海は、水温が高く、水がきれいで、魚もたくさんいます。そのため、ダイバーたちが家族や友達にはがきを出すのに使われています。海の中のポストですから、入れられるのは、水に濡れても大丈夫な特別なはがきだけです。
ポストに入れられたはがきは、地元のダイバーが毎日海に潜って集めます。
そして、すさみ町の郵便局から全国に送られるということです。
Q.1
次のa,b,c,dのうち話の内容があっているものはどれでしょう。
a.このポストは100枚まではがきを入れることができます。
b.恋人に送るはがきだけ、ポストに入れることができます。
c.ポストに入れることが出来るのは、水に濡れても大丈夫なはがきだけです
d.ポストに入ったはがきは、船から引き揚げられます。
『c.ポストに入れることが出来るのは、水に濡れても大丈夫なはがきだけ』
問題2
あるすずめのお話です。
長野県の松本氏に住んでいる、山本さんは1匹のすずめと一緒に住んでいます。
生まれたばかりのすずめが、屋根に作った巣から落ちているのを見つけて、育ててきたのです。
大きくなったこのすずめは、いまではすっかり山本さんの家族の一員になり、
「ピーたろう」という名前で呼ばれています。ピーたろうは山本さんに抱かれると、嬉しそうにおなかを上にして「ぴーぴー」と鳴きます。夜は家の近くにある木の上で寝ていますが、おなかがすくと、台所に入ってきて大好きな魚肉ソーセージをもらって食べています。
このピーたろうの趣味は自転車です。山本さんが自転車で出かけると、ピーたろうも山本さんの肩に乗ってどこまでもついていきます。スピードが出ると、羽を広げて上手にバランスをとり、あたりをきょろきょろ眺めながらドライブを楽しんでいます。
「ピーたろうは自分がすずめであることを忘れてしまったようだ」と山本さんと話しています。
Q.1
どうして山本さんはすずめと一緒に生活していますか。
次のa,b,c,dのうち話の内容があっているものはどれでしょう。
a.交通事故にあっているすずめを助けた
b.ある日、すずめが家の窓から入ってきて以来一緒に生活をしている。
c.生まれたばかりのすずめが、巣から落ちているのを見つけて、助けて育てた。
d.友人から生まれたばかりのすずめを譲り受けた。
『c.生まれたばかりのすずめが、巣から落ちているのを見つけて、助けて育てた。』